NJに暮らすADHD父子の日常

夫は宇宙人。 生まれた男の子はさらに、宇宙人。宇宙人に挟まれ英語もできないアラフォーがアメリカで日々奮闘しています。

ADHD男子の食事問題編①〜全く食べなかった幼児時代

今回からはADHDの息子ちっちの食事遍歴をお伝えします。

食べることが嫌い、少食、偏食なお子さんを育てるのって本当に本当にストレスがたまりますよね。私も息子の食事の時間が本当にストレスでした。そんな元超少食男子が今人並みに食べられるようになった経緯をお伝えします。

今お子さんの食事について悩んでいるお母さんが少しでも解決できますように!!

 

みるみる平均身長から遠ざかっていく息子

予定日前日に産まれたにもかかわらず、51cm3500gだったものの…成長と共に平均身長からどんどんどんどん離れていき、2歳を過ぎた頃の健康診断では成長曲線の山が低いことと、低身長で病院で再検査を受けることになりました。検査しても体には何の問題もなく、ただ少食が原因だったのだと思います。数回通院しましたが、食事の指導だけで終わりました。今はちょうど−1歳の平均身長をうろうろしています。成長曲線はきちんと山ができるようになりました。

親子で泣きながら食事する毎日

 産まれた時から完全母乳で育て6ヶ月頃から離乳食を始めました。好き嫌いはないものの、レトルトの離乳食は全く受け付けず、また一回で食べる量も極端に少ないので頻繁にお腹を空かせていて、外出の際にはお弁当箱に小さいおにぎりやフルーツ等を持ち歩いていました。当時おにぎらずが流行っていてお腹が空くと薄ーい小さいおにぎらずをひょいと口に入れていました。

 野菜、魚、きのこ、フルーツが好きで、そこだけみたらめちゃめちゃ良い子、、、だけど食事に飽きるのが本当に一瞬で、一口食べたら即ご馳走様をする日々。食べるのに飽きたと泣き喚くちっちVSもっと食べろとスプーンを口に運ぶ私。食事の時間が非常にしんどく、私も泣きながらご飯をあげていました。

さらに追い討ちをかけるように。1歳ごろ所属していた、とあるベビーサークルの先生から、サークル時間中に小さいおにぎりをひょいと食べては遊ぶ息子を見て

『決められた時間以外に食べ物をあげちゃダメだよ』

と言われました。そうしたいのは山々!努力だってしてる!今あげないことだってできるけど、あげなかったら大癇癪でサークル活動どころではない、月に2回しかない、ちっちも楽しみにしている活動だからこそ癇癪は避けたい!私だってあげたくないんだよーーー!

6年経った今先生に大きな声で言います『あの時できなかったけど、今はちゃんと3度の食事で我慢できるようになりましたよーーーーー!』

その後、保健センターの食べない子向けのセミナーや栄養士さんの相談室等に行って色々なことを試してみましたが、改善されることは全くありませんでした。食べない子は何しても食べないんです。。。本当に。。。

出汁からちゃんととる、手づかみ食べ、お料理を一緒にする、色々やりましたが、、、頑固な子は何をしても本当に響かないんですよね。。。好きなものを最後にしてモチベーションをあげるとかも癇癪持ちの息子には逆効果でした。。。

でも、7歳の現在、味の違いのわかる超グルメ男子へと成長しましたw将来の夢はレストラン経営とも言っていますw

今お子さんの食事に困っているお母さん!その子もしかすると、めちゃめちゃ良い舌持っててるかもしれませんよ〜!

そしてあのころ、食べない息子に悩んでいた私に伝えたい!

あなたの子が食べないのは、あなたのせいではない!気に病むことなく、食べたいものを食べさせ、あとはサプリで補え!!!』

当時はサプリを子供にあげるなんて考えは全くなく、味覚を育てなくては、バランスの良い食事、正しい食事の仕方を教えなければと躍起になっていましたが、食事が原因で親子関係が悪くなるくらいならもっと手を抜けば良かったなと思います。実際にちっちのように食べない子で必要な栄養素をサプリメントから摂っていたお友達は、今息子よりはるかに立派な体格へと成長しています。当時足りていなかった栄養素をサプリで補ってあげていれば、今平均身長くらいにはなっていたのかなと後悔しています。。。

真っ先にトマトを食べてご馳走様をする図↓

真っ先にいちごを食べてご馳走様をする図↓

 

次回はもっと深刻な悩みとなった幼稚園時代の食事のお話です。