NJに暮らすADHD父子の日常

夫は宇宙人。 生まれた男の子はさらに、宇宙人。宇宙人に挟まれ英語もできないアラフォーがアメリカで日々奮闘しています。

ADHDの夫と、カサンドラ症候群の私。離婚を思いとどまった理由とは。

*注 夫は診断は受けておりません。私の独断と偏見です。

出会いは合コン。目の前に座っていたガタイの良いキャップを被っている人。それが今の夫です。

その日の私は風邪をひいて喉が猛烈に痛くて、喋るのも億劫、大好きなお酒も飲めず、超々々々々々々不機嫌でした。

そんな私になぜか合コン終了後すぐに連絡してきた夫。その時からやはり宇宙人です、、、

 

付き合った当時は、勉強家(週末は常に図書館)でマッチョ(ジムとボクシングに通っていた)で、コミュニケーション能力の高い夫のことを尊敬しました・

 

結婚し、一緒に暮らし始めると彼の印象は一気に変わりました。

*悪口みたいなので過去の夫のことは小さくしてみましたw

使ったものは全て出しっぱなし。物の位置を何にも覚えられない。トイレ、洗面所、お風呂水回りの使い方が本当に汚い。う◯ちはついたまま、シンク周りは床までびちゃびちゃ、シンク内は歯磨き粉、唾、痰、髭剃りカスまみれのまま。お風呂は石鹸の原液が床にも壁にもドアに飛び散り、そのまま。浴室に洗濯物が干してあるのに、干したままシャワーを浴びる。シャワーの前に洗濯物は取り込んでねとお願いすると、今度はガッツリ濡れたままの洗濯物も取り込まれている。

そして、言葉が通じない

例えば、『ガムテープ取って。』はガムテープの場所がわからないから却下。

具体的に言ってみようと『目の前の棚の、下の段の右側からガムテープ取って』と言っても、全然違う場所から両面テープを持ってくる。これじゃないと指摘すると逆ギレ。

さらに常識が通じない

例えば『使った食器は水を入れてシンクに置いてね』とお願いすると

水が小さじ1杯くらい入った食器がシンクに並んでいる。

 

今でも物の位置は全く覚えず、出したら出しっぱなし、水回りの使い方は非常に汚いし、濡れている洗濯物の判別は不可、言葉も常識も通じない。そして私から怒られすぎて反抗期になった夫。間違ったことを指摘をすると、自分の常識を押し付けるなとキーキー叫ぶように、、、

それでも、それでも、それでも、結婚した当初よりはかなり改善されました。

当初は頑なに認めなかった自分のADHDについても、今では自覚して、自分が不得意なこともほんの少しだけれども理解してくれるように。何より夫は子供たちのことが大好きで育児にも積極的に参加している。ADHDの息子のこともよく考えて彼にあった教育環境を一生懸命に探してくれているので、家でのことは大概目をつぶれるようになりました。

 

カサンドラ症候群に悩まされいる方、いつか笑って話せる日が来るかもしれません!

私は結婚してから5年くらい、下の子が2歳になるくらいまでは本当に離婚を考えていました。離婚後のことを想像して現実逃避している時間はとても楽しかったです。離婚を考えなくなったのは、根底の彼の人間性的なところは揺るぎなくずっと尊敬できて好きなこと、同じ悩みを持つ友達ができ悩みを共有できたことが大きいです。

カサンドラ症候群で辛い方、ぜひカサンドラ仲間を探してみてください。私は運よく幼稚園や習い事で知り合ったママ友に仲間がいました。悩みを共有できるだけですごく楽になりました。

これからも夫に呆れ、怒り、悩む日々だとは思うけれども、日々ネタにしていきたいと思います!